Beginner's guide to playing jazz
これからJazzを始めるひとのためのガイド。kuguma.icon
まずはこれを聴いてみて
Jazzってこんな音楽。
https://open.spotify.com/playlist/4ZpYv0sJztysgdVYDlFFVC?si=6274b8a710674839
Jazzの基礎知識
Jazzの歴史
Jazzは黒人音楽と西洋音楽の組み合わせにより発展した音楽。
ビバップ→コンボジャズ→フュージョン→スムースジャズ のように発展していった。
ジャムセッションでは、コンボジャズのスタイルで演奏が行われる。
演奏の構成
Jazzの演奏は、テーマ→ソロ回し→テーマ という構成になっている。
以下はIt Could Happen to Youという曲の例
https://www.youtube.com/watch?v=r_ZUc-5ZAU8&lc=UgwdJrnLeRrl0F-xGC54AaABAg
0:00 Intro
0:10 Theme(前テーマ)
0:53 Tp. Solo
2:15 Ts. Solo
4:18 Pf. Solo
5:40 Theme(後テーマ)
テーマを演奏した後、それぞれの楽器でソロを取り、テーマに戻る構成となっている。
ソロの間は、テーマのコード進行を繰り返す。
ソロがいつ終わるかの決まりは特にない。ソロを取っている人の気分。
スタンダード曲
セッションでは、Jazz Standard Bible(通称:黒本)の中の曲がよく使われる。
通常版・ハンドブック版(持ち運びしやすい)・PDF版が売っている。
セッションに参加する場合は、持っていないと困る。(テーマを覚えてきたらiRealProというアプリでも代用できる。)
黒本には、テーマのメロディーとコードだけが記載されている。(リードシートと呼ばれる。)
以下はOLEOという曲の例。
https://blog-imgs-107.fc2.com/k/e/n/kenjitakeda/IMG_1270.jpg
Jazzの学習方法
良いテイクを見つけてそれを完コピする方法が、最も効率が良い。語学と同じで、
タイミング
アクセント
イントネーション
を同じように演奏できるまで、繰り返す。
良いテイクの探し方
まずは世界的に評価されている著名なアーティスト(所謂レジェンド)で、自分好みの演奏をするアーティストを見つける。
そのアーティストが参加しているテイクや、アルバムを聴く。
とりあえずはこのプレイリストを一通り流し聴きしてみるのがよい(だいたい有名テイクになっている)
https://open.spotify.com/playlist/1RD9GPN6qxICvw2lVNKGZG?si=f7c8a72cfd3f4b8e
気になった曲があったらそれを聴きこんで、できればコピーしてみよう。
このページの最後にレジェンドのアーティストの名前を記載しておいた。勿論レジェンド以外の演奏をコピーしても良いが、最初はあまりおすすめしない。
例えるなら、関西弁を学びはじめる段階では、エセ関西弁と本物の区別がつかないため。きちんと関西人を選んで真似する方が良い。
コピーの進め方
テーマのコピー
まずはテーマを同じようなイントネーションで演奏できるようにする。スタンダードの曲なら黒本に楽譜があるので、それを見ながらで良い。
ソロのコピー
次にソロをコピーしてみる。ソロの楽譜は普通はないので、耳を鍛える意味でも採譜するのがおすすめ。
最初は難しい部分は飛ばしてもOK。断片的なフレーズでもよいので、同じニュアンスで演奏できるようにする。
採譜の際は、アプリなどを使って再生速度を調整するとよい。最近はパート分離してくれるものもある。
ベースの場合、ピッチシフトでオクターブ上げをすると聴き取りやすい。
セッションで使ってみる
覚えた断片的なフレーズをセッションで使ってみる。同じコード進行の場所であれば使えるはず。
実際に使うことで身に付き、定着して使えるようになる。
12キーで練習する
覚えたフレーズを12キー全てで演奏できるようにする。また、少しだけアレンジして演奏してみる。
難易度が高いので飛ばす人が多いが、個人的にはトータルではコスパが良い練習方法だと思っている。
咀嚼して応用することで、さらに身につく。
コピーを繰り返していくと…
あるコード進行に対して使えるソロのフレーズがそれぞれ蓄積されている状態になる。
あとはそのフレーズを繋げれば自分だけのソロのできあがり!
演奏技法
Jazzに特徴的な演奏技法はいくつかある。意識してみるとよいかも。
ただ、基本的には聴くこと・真似ることを中心に慣れていくのがおすすめ。
→文法の勉強をしても英語を喋れるようにはならない!
アクセント
Jazzのアクセントは裏拍につく傾向がある、ただし、常にではない。アクセントの位置はフレーズや文脈による。
レイドバック
上記に通じるが、ノートを拍ジャストより気持ち遅れめ(ルーズ)に演奏する傾向がある。ただし、常にではない。
どの程度レイドバックさせるかを曲を通して揺らすこと自体が表現の一部になっている。
曲の雰囲気によってはあまりしないこともある。
ポリリズム
本来の拍の中に別の(=ポリ)周期(=リズム)を作り出して演奏することがある。フレーバーとして用いる。
コードスケール
コードに合わせてソロを取るのは最初はとても難しい。特定のコードの時に使える音というのは、コードスケールというものでだいたい決まっている。これについて学んで、自分で組み立てることもできる。
ただ、コピーを繰り返していくと感覚的にわかってくるので、あまり勉強する意味はないかも。
リズムの種類
黒本の中にある曲は、基本的にスイングかラテンのどちらか。混在する曲もある。
スイングでは跳ねるようなリズムで演奏を行う。ラテンジャズはまた違うリズムで、サンバ、ボサノバなど。
シャッフルビートで叩く曲(Chickenなど)や、ジプシージャズの曲(Caravanなど)もあるが一部。
まずはスイングとラテンに慣れるのが良い。タイミングの取り方やフレーズの組み立て方もかなり変わる。
https://open.spotify.com/playlist/0wRwQfa2VPn3p069LYvbdx?si=fac999c67da14800
最初にやる曲
最初にやるのはF Bluesが定番。以下はNow's The Time
https://youtu.be/RP29Qn00_Nw?si=5qxlj4nG5cTUBRMZ
まずはこれのテーマだけでも演奏できるようにしてみよう。kuguma.icon
楽器レジェンドガイド
以下にレジェンドのアーティストを挙げるので、とっかかりにしてください。
(全員挙げるのは無理なので、より基本に近いと思われる人を挙げてます:偏見あり)
レジェンドもそれぞれ癖があるので、好きなアーティストを一人見つけて、そこから深堀して聴いていけると◎。
トランペット
マイルス・デイヴィス
ルイ・アームストロング
サックス
チャーリー・パーカー
ジョン・コルトレーン
ウェイン・ショーター
ソニー・ロリンズ
ピアノ
ビル・エヴァンス
ミシェル・ペトリチアーニ
レッド・ガーランド
ドラム
エルヴィン・ジョーンズ
アート・ブレイキー
ベース
ジャコ・パストリアス
ロン・カーター
レイ・ブラウン
トロンボーン
ジャズでは少々マイナー。
J.J.ジョンソン
カーティス・フラー
バイオリン
ジャズではかなりマイナー。だいたいジプシージャズになる。
ステファン・グラッペリ
友人によるおすすめリスト:https://open.spotify.com/playlist/12X06uwjsCg9eYYC1g5Q1a?si=079ce04977bb429f
まとめ
いかがでしたか?kuguma.icon*3
コンボジャズは一人でやるものではないので、Jazzに興味を持ったらぜひ仲間を探してみよう。
初心者セッションとかが意外とあります。
どうしても一人でソロ練習がしたくなった場合は、iRealProアプリの伴奏モードは意外と使えるのでおすすめ。